たかが文字盤。されど文字盤。印象を左右する文字盤の選び方。

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男性が身に着ける数少ないファッションアイテムの一つである腕時計。袖口からチラッと見える腕時計には自ずと目がいくので、ビジネスマンの身だしなみだけではなく、自分の個性を演出することもできます。特に面積の大きい文字盤は、腕時計だけでなくその人の印象さえも左右するほどインパクトの大きいものです。

同じデザインでも文字盤の色が違うだけでガラッと印象が変わるため、腕時計の印象は、文字盤の色で決まるとも言えるでしょう。

フォーマルやビジネス、プライベートといった着用シーンや自分の年齢、ファッションに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。ぜひ、ファッションの一部として楽しんで選んでみてください。この記事では、そんな腕時計の文字盤の色が与える印象や着用シーン、選ぶ際のポイントについて紹介します。

メンズ腕時計の文字盤選びに必要な基本情報

腕時計の文字盤の色には多くの種類があり、それにより与える印象が変化します。例えば、定番のホワイトの文字盤は、清潔感があり、フォーマルからカジュアルまで、さまざまなシーンで着用されています。一方、ブラックの文字盤は、重厚感や高級感があり、クールでスタイリッシュな印象を持たせてくれます。

また、文字盤の色は時刻や日付の視認性にも大きく影響します。例えば、明度が高いホワイトの文字盤は秒針が見やすいですが、イエローなどの派手な色は、秒針の色によっては視認性が下がることもあるため注意しましょう。まずは、文字盤の代表的な色とそれぞれの特徴、相手に与える印象などを紹介します。

ホワイト

引用元:watch808_

カジュアルなイメージがあり、さまざまなファッションにも合わせることができます。清潔感や爽やかさを感じさせるため、フォーマルを初めとした幅広いシーンで着用される人気の定番色です。また、ホワイトの文字盤は、濃い色の秒針と組み合わせると視認性が高い点もおすすめです。

定番色として、多くのメーカーが販売をしていますので、選択肢が多いという点もホワイトのメリットの一つです。オールマイティに使える定番色として一本は持っておきたい色です。

ブラック

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ホワイトと並んで人気なのがブラックです。重厚感や高級感があるブラックは、クールでスタイリッシュな印象を感じさせるため、ビジネスでも人気の色です。定番色のホワイトはオールマイティに使えますが、多くの人が持っているため、周りと差別化を図りたい人にはブラックがおすすめです。

また、腕時計のフレームが大きくてゴツイものだと、重たくなりがちなので注意しましょう。

シルバー

落ち着いた印象を持たせてくれるのがシルバーです。ホワイトやブラックと同じで流行り廃りのない色になります。素材の光沢感が強いと、ラグジュアリーな気品を感じさせてくれます。腕時計のデザインによっては、少し若さに欠ける印象もあるため、自分の年齢にあったものを選ぶようにしましょう。

ブルー

知的でさわやかなブルーは、濃淡によって印象が変化します。ネイビーのように落ち着いた色味から、青空のように鮮やかな色味までさまざまです。また、光の反射によって文字盤の色味が変わるという点も魅力の一つです。

ホワイトよりも個性が出やすく、ブラックよりも重たくなりにくいため、一味違うこだわりを持つ方にはビジネス用としてもおすすめです。

グリーン

ここ最近、人気が高まっているのがグリーンです。穏やかで落ち着いた印象を感じさせつつ、さりげなく個性を出すことができます。ブルーと同様に、濃淡によって印象が変化します。見慣れないため少し勇気がいるかもしれませんが、暗めの色味を選べばビジネスシーンでも着用できます。

レッド

周りの人とは違うものが欲しいという方におすすめなのがレッド。これからダークトーンでコーディネートが重くなりがちの秋冬にこそ、挿し色として入れてみるとおしゃれです。袖口から目を引く色は、周囲と差をつけることができます。

ピンク・アイボリー

ホワイトよりも柔らかい印象を与えてくれるのがピンクとアイボリーです。無難にいきたいけど、周りと被りたくないという人におすすめです。ピンクは女性向けと思う人が多いかと思いますが、薄い色味のピンクは爽やかさもあり、以外に男性でも身に着けやすい色です。

シーン別おすすめの文字盤の色

腕時計は文字盤の色によって与える印象が変わるため、シーンに合わせた色を選択することが大切です。シーンによって、あまりに場違いなデザインの腕時計をしていれば、マナー違反と思われてしまうこともあります。

ここでは、シーン別に押さえておきたい文字盤の色を紹介します。自分の着用したいシーンやライフスタイルを考慮し、用途に合った文字盤の色を選んでみてください。

フォーマルシーン

フォーマルと言っても冠婚葬祭からパーティまでさまざまですが、シンプルで落ち着いたホワイトかシルバーが適しています。ドレスコードが定められているが、それほど厳しくない場合は、ブラックやネイビーでも問題ありません。どうしてもふさわしい色がない場合は、レッドやイエローなどのカラフルな文字盤は避け、なるべく暗めの色を選びましょう。

また、葬儀の場合は、ホワイト以外の文字盤はマナー違反と感じる人もいますので注意が必要です。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでの腕時計は、身だしなみとして相手の印象に残ったり、商談時に取引先と話すきっかけになったりすることもあります。業種や職種でも異なりますが、重要なのは悪目立ちしないことです。

例えば、銀行員などの堅い業界の場合は、ホワイトやシルバーの文字盤。アパレルなどそれほど堅くない業界の場合は、ブラックや暗めのブルーの文字盤といったように業種や職種に合わせて選びましょう。悩んだ場合は、上司や先輩に相談してみるのも一つです。

プライベート&カジュアルシーン

基本的には自分で身に着けたい色を選択しましょう。バランスをよくするためには、文字盤と身に着けるファッション小物の色を合わせるのが基本です。全体のバランスを考え、あえてカラフルな挿し色を入れても素敵です。

文字盤の色を選ぶ際のポイント

これまで、文字盤の色と特徴、シーン別のおすすめを紹介してきました。最後に、文字盤の色を選ぶ際に気をつけるポイントを4つ紹介します。せっかく購入したにも関わらず、使わなくなってしまうのは非常にもったいないため、以下のポイントをぜひ参考にしてみてください。

視認性の高さ

腕時計は、時刻や日付を読み取る道具のため、一目でわかる見やすさ「視認性」が高いことが重要です。文字盤の色と秒針が同系色の場合、光の当たり具合によっては見づらいことがあります。

視認性の高さで一番おすすめなのは、文字盤がホワイトで秒針がブラックの組み合わせですが、それ以外にも文字盤と秒針が反対色や補色のものを選ぶと良いでしょう。凝視しなければ時刻が分からない時計は、快適に使えるとは言えません。デザインばかりに気を取られ、本来の目的である時刻の視認性を忘れないようにしましょう。

自分の年齢や雰囲気に合わせる

人によって年齢や雰囲気が異なりますので、自分に合った色を選ぶようにしましょう。合わないものをつけていると、腕時計だけが浮いて見えてしまいます。例えば、同じブルーでも20代なら鮮やかなスカイブルー、40代なら落ち着いたネイビーといった具合に色味を変えてみましょう。

逆に、文字盤の色の力を借りて、与えたい印象に近づけることもできます。例えば、堅い商談を決めたい時は、信頼と清潔感のあるホワイト、初対面の人と食事する時には、柔らかい印象のアイボリーというように色を選ぶと良いでしょう。

ファッション小物と合わせる

せっかく自分の年齢や雰囲気にあった色を選んでも、ファッションと合っていなければバランスが悪く見えてしまいます。そうならないために、文字盤とファッション小物の色を合わせるのが基本です。おすすめは、文字盤とベルトや靴の色を合わせることです。これらを同系色にするとコーディネートに統一感がでます。また、文字盤の色がレッドなど華やかな場合は、腕時計だけに色を取り入れ、挿し色に入れてみるのもおしゃれです。

持っているものと異なるタイプを選ぶ

異なる色の腕時計を持っていると、ビジネスシーンではホワイト、プライベートではレッドというようにシーンやコーディネートに合わせて選ぶことができます。文字盤の色を変えるだけで、ガラッと印象が変わるので、今もっているものと異なる色を選ぶのがおすすめです。また、複数の腕時計を使いまわすことにより、時計の負担を減らし、できるだけ長持ちさせることができます。さまざまなタイプの腕時計をシーンに合わせて使い分けるのはいかがでしょうか。

まとめ

文字盤は腕時計の印象だけでなく、所有者の印象にも影響を与えます。腕時計を着用シーンや自分の年齢、その日のファッションに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。あなたらしさを引き立ててくれる腕時計を探してみてください。

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