時計はスイスだけではない!他国ブランドのおすすめ時計

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Expensive stainless steel watch with sapphire crystal in a box - an expensive gift for a man

腕時計で有名な国といえば、スイスを思い浮かべる方は多いかと思います。人気モデルを輩出しているのは、ほとんどスイスのブランドであるといって過言ではないほど、時計大国であることは周知の事実です。しかし、スイス以外にも、名作腕時計を生み出す国は、数多く存在します。今回は、スイス以外の国からおすすめ腕時計ブランドを厳選して4つご紹介します。時計の本場であるスイスにも引けをとらないブランドばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

スイス以外のおすすめ時計をご紹介

人気の腕時計ブランドは、スイスに多いことは有名な話です。なぜスイスに集中しているのかというと、時計産業がスタートし始めたとき、美しい水や空気が存在し、そして水運という輸送手段が発展していたためです。スイスは時計産業にとって理想的な場所であり、好条件が揃っているため、外国の時計ブランドも集まってくるという流れになりました。

しかし、最近では技術の発達によって、他国でもハイレベルな腕時計の製造が可能になり、新たな腕時計ブランドが誕生することも多くなってきました。ここからは、スイスでなくても高級な腕時計を輩出するおすすめブランドをご紹介します。

独自のムーブメントを自社製造「ドイツ A.ランゲ&ゾーネ」

引用:A.ランゲ&ゾーネ公式サイト 

https://www.alange-soehne.com/jp-ja/timepieces/lange-1/lange-1/lange-1-in-18-carat-white-gold-191-039

ドイツは、古い歴史を持つ大国であり、恵まれた自然環境が時計産業に生かされています。ドイツ発の高級腕時計ブランドとして人気を誇るA.LANGE&SOHNE(A.ランゲ&ゾーネ)は、1830年に、時計職人のアドルフ・ランゲ氏がスタートさせました。彼は、銀鉱山の名所として知られていたグラスヒュッテという土地で、その銀鉱山の採掘量が少なくなり雇用がなくなったとき、生活に困った人々を救うために時計メーカーを設立したのです。伝統ある技術で繊細に作られた腕時計は、A.ランゲ&ゾーネをトップブランドへと導き、現在では世界5大時計とされるほど、ステータスが高いブランドに成長しています。

A.ランゲ&ゾーネのオリジナリティとしては、それぞれのモデルに対して、独自のムーブメントを自社製造していることが挙げられます。新しいムーブメントを毎回搭載している点が、時計ファンから支持を集めています。さらに、精密なひげゼンマイを自社で製造するなど、スイスの有名時計ブランドでさえも不可能な、マニュファクチュール体制を実現しています。

A.ランゲ&ゾーネのメインとなるコレクションは「ランゲ1」です。伝統的な技術を採用した文字盤で、格式高い雰囲気を放つモデルとして人気を博しています。

ランゲ1は、名門の時計の知識が凝縮されています。4分の3プレート・ビス留め式ゴールドシャトン・チラネジテンプなどがその例です。ダイヤルは、表示要素が二等辺三角形を形成するようにオフセンターに配置されており、高い視認性を約束します。

圧倒的な存在感を誇る「イタリア パネライ」

引用:Pパネライ公式サイト

https://www.panerai.com/jp/ja/collections/watch-collection/luminor/pam01060-luminor-tourbillon-gmt-goldtech—47mm.html 

イタリアは、ヨーロッパの中でも芸術において多大な影響を世界に与えている国です。今でもファッション先進国はイタリアであるといわれるほど、身に着けるアイテムにこだわりを持った人々が多い国です。

そしてイタリアは、機械式時計が発祥した地でもあります。13世紀に、北イタリア地域で制作されていました。現在でも、イタリア発であるパネライは、世界的に評価が高いブランドです。1860年に、ジョバンニ・パネライが創業し、時計会社と時計学校を兼ねたショップをフィレンツェに構えました。パネライの腕時計は、イタリアの特殊潜水部隊のために開発され、重厚で圧倒的な存在感が魅力的で、戦士のための腕時計と称されています。

パネライは、夜光塗料という時計の視認性を高める技術の発展に大きく寄与してきました。まず、夜間に計器を発光させるラジウムベースの粉末ラジオミールを開発し、後に新しい蛍光物質であるルミノールを開発しています。また、すべて自社製のムーブメントやキャリバーも開発するなど、高い技術を集約させた機能的なモデルをリリースしています。

パネライは、数多くのモデルを発表しており、その数は600を超えています。その中でも代表作は「ルミノール」であり、こちらは左右非対称の独特なケースとなっています。個性的な美しさを目指し、ひと目でルミノールだと分かる斬新なデザインを楽しむことができます。

 精巧な技術を開発した「フランス ブレゲ」

引用:プレゲ公式サイト https://www.breguet.com/jp/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB-%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3/5517

芸術の都であるパリを有したフランスは、文化的に発展しており、時計産業にも強い関わりがあります。それは、時計に関する基礎の半分以上を作り上げた天才として知られている、フランス人のブレゲという天才の存在です。

1775年、フランスのパリでブレゲは創設されました。現在の多くの腕時計に搭載されている構造は、プレゲから誕生しています。たとえば、ブレゲは世界で一番最初に「自動巻き構造」を実用化させることに成功したブランドだと言われています。重力を分散させる「トゥールビヨン」、音で時刻を知らせる「ミニッツリピーター」、うるう年にも対応した「パーペチュアルカレンダー」なども、プレゲが開発をしています。

内部構造だけではなく、文字盤に規則性のある模様を彫る「ギヨシェ彫り」、ケース側面にギザギザを施す「コインエッジ装飾」といったデザイン技術も、ブレゲが開発しています。

高い技術力と優れたデザイン性を誇るブレゲは、多くの王侯貴族から愛されてきました。ブレゲは、現在でも世界5大時計に数えられています。

ブレゲの中でも特に人気が高いのが、マリーンシリーズです。18世紀、フランス海軍の航海用精密時計を製造したことのオマージュとして、1990年代に誕生したシリーズです。ブレゲらしい伝統的なデザインを受け継ぎながらも、モダンでスポーティーな要素を取り入れた仕上がりとなっています。

実用時計の最高峰「日本 グランドセイコー」

出典:グランドセイコー公式サイト 

https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/sbgx347

技術大国と言われる日本でも、複雑機構を基盤とした高級な腕時計ブランドは存在しています。意外にも、日本の時計の歴史は古く、16世紀中期に時計産業がスタートしたとされています。特に大きな成果をだしたのが、セイコーです。1881年、服部金太郎氏が創業し、日本一の掛け時計を量産するまで成長を遂げました。

1924年に、ブランド名をSEIKOへと変更して以降は、世界的な時計ブランドへと進化します。1969年には、世界初となるクオーツ腕時計を発表したことによって、大きな注目を浴びました。ブランドの理念は、「最高の普通」そして「実用時計の最高峰」となっています。巧みな作りと世界トップクラスの技術力を集約したモデルは、国内外で高い支持を得ています。

セイコーの技術を堪能できるクオーツの究極形として、特に人気が高いのは、9Fクオーツです。クオーツ時計の先駆者のセイコーが、1993年にクオーツ時計の最高モデルとして発表したのが始まりです。シンプルなデザインで時間を読み取りやすく、一生寄り添ってくれる高い精度を持った腕時計をお探しの方におすすめです。

まとめ

今回は、時計大国スイス以外の国のおすすめ腕時計ブランドをご紹介しました。精密機械の発達によって、スイス時計にも追いつくような技術力をもったブランドは増加しています。ぜひお気に入りの時計ブランドを見つけてみてください。

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