最古の時計メゾンヴァシュロンの代表作、シーンを選ばないスポーツウォッチ「オーバーシーズ」の魅力

愛用時計

いつの世も不変の風格とステータスをもたらしてくれる憧れの逸品、最高級腕時計。
一度は手にしてみたいと思ったことがある人も多いはず。
身に付けることで人生をより豊かにしてくれること間違いなしですが、
その中でも特に有名なのが、時計好きなら誰もが認める歴史あるハイブランド、ヴァシュロン・コンスタンタンです。

高級感と上品さを兼ね備えているのがヴァシュロン・コンスタンタンの魅力ですが、
中にはシンプルでシーンを選ばずに使えるシリーズも存在します。
その名はスポーツウォッチの定番「オーバーシーズ」!

今回は、ヴァシュロン・コンスタンタンや「オーバーシーズ」の歴史、
そしてその魅力について触れていきます。高級時計にご関心をお持ちの方はもちろん、
既にご存じの方も、改めてその奥深い世界をご堪能ください!

ヴァシュロン・コンスタンタンとは?

出典:instagram @ddtt_1869

ヴァシュロン・コンスタンタンは、世界三大時計にも選ばれる有名ブランド。まずはこのブランドの歴史と魅力についてご紹介します。

最古の時計メゾンヴァシュロンコンスタンタンの歴史

ヴァシュロン・コンスタンタン発祥の地は、スイスのジュネーブ。1755年、時計師であるジャン=マルク・ヴァシュロンの手により、時計製造の事業が開始されました。他のハイブランドよりも一足早く創業していることから、ヴァシュロン・コンスタンタンは最古の時計とも呼ばれています。

そして創業後、経営の担い手となる新たな人材が続々と迎えられ、事業の礎が築かれていきます。1839年には、機械技師のジョルジュ=オーギュスト・レショーを招き、ブランドは更なる発展を遂げることに。

レショーの発明した「パンタグラフ」という工作機器により、時計を効率的に製造することが可能になったのです。この発明は、当時の時計業界においては実に画期的なものでした。

その後、ブランドの躍進が続く中で、1880年にはヴァシュロン・コンスタンタンのシンボルマークといえるかの有名な「マルタ十字」が生まれます。八つの角が特徴的な十字形のマークは、もはやおなじみとなりましたが、これはキリスト教の騎士修道会である聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)が掲げたものなのだそうです。その後、1900年代になると世界情勢が変化し、スイスで活動するブランドは休業の危機を迎えますが、そのような状況にあってもヴァシュロン・コンスタンタンは粘り強く経営を維持し、苦境を乗り越え、現在のような不動の地位を確立しました。

このようにヴァシュロン・コンスタンタンはとても長い歴史を持ちますが、その躍進は現在も続いており、2021年6月にはニューヨークに旗艦店ができたことも話題になりました。店内では手厚いサービスを実施しており、旗艦店の誕生によってブランドの名声が更に高まっていくことが期待できます。

更に、2021年12月には東京・銀座にも旗艦店がオープンするとの発表も!ますます人気が高まることが予想されます。

世界三大時計に選ばれる技術力

ヴァシュロン・コンスタンタンが世界三大時計に選ばれる所以となるのが、なんといってもその卓越した技術力。創業以来、このメーカーは高品質な製品を生み出し続け、世の男性を魅了してきました。

ヴァシュロン・コンスタンタンが高い技術力を有していたのは、なんと200年以上も昔の頃からです。1790年には、製造に高度な技術を要する「コンプリケーションウォッチ」をいち早く完成させ、他のメーカーを大きく引き離す要因に。このような複雑な時計を製造する技術は現在まで受け継がれており、2015年には精巧を極める逸品、「Reference 57260」が発表されました。これは2826のパーツと57の機構を備えた機械式懐中時計で、ヴァシュロン・コンスタンタンの技術力を改めて痛感させられる作品となりました。

また、外装の美しさもこのブランドならでは。ケースや文字盤、各種部品は適切に取り付けられており、その配置には寸分の狂いもありません。また、モデルの中には、ペルラージュやコート・ド・ジュネーブのような装飾が特徴的な時計もあります。そのため、外装の美しさにこだわる男性にとって、ヴァシュロン・コンスタンタンはたまらない時計なのです。

ヴァシュロン・コンスタンタン「オーバーシーズ」とは?

出典:instagram @ddtt_1869

これだけの歴史と技術があれば、世界3代時計であることも納得ですね。次はいよいよ本題。ヴァシュロン・コンスタンタンの一つである「オーバーシーズ」の歴史や、シリーズの人気モデルについて触れていきます。

ヴァシュロン・コンスタンタン「オーバーシーズ」の歴史

「そもそもオーバーシーズとはなんぞや」というところからですが、その前にスポーツウォッチの話を少し。今回ご紹介するオーバーシーズは、単なるスポーツモデルではなく、俗にいう“ラグスポ(ラグジュアリースポーツ)”の一角に位置づけられるもの。それまでの高級腕時計は貴金属を素材とし、いかにもゴージャス感が溢れていたのですが、オーバーシーズをはじめとする“ラグスポ”は主にステンレススチール素材であることが特長。この素材のおかげで軽やかさやスポーティーさのイメージが象徴されるようになったのです。また、防水性などの実用性も兼ね備えたものが多くあります。しかしそこはさすが高級腕時計。高級感は損なわれないようしっかり設計されていて、ケース、ベルトなどパーツごとにこだわりが詰め込まれています。それに加え主張しすぎないデザインもあいまって、オンオフ問わず使えることからラグスポは今やトレンドど真ん中。大注目のカテゴリになっています。

そんなラグスポ界にあり、超がつく人気者であるのが「オーバーシーズ」というわけであります。このモデルは1996年に発売されたシリーズですが、同じく超人気者「ロイヤルオーク(オーデマピゲ)」「ノーチラス(パテックフィリップ)」に比べると比較的新しいモデル。とはいえ、1977年にヴァシュロンコンスタンタンの創設222周年に際して発売された「Ref.222」というモデルから派生していることを考えると十分に歴史を重ねてきています。その証拠にオーバーシーズはシリーズ化されていて、これまで二度モデルチェンジを重ねているため、これまでに第一世代から第三世代までの製品が発表されてきました。

オーバーシーズの魅力は、各モデルごとに様々ですが、共通するのは、ルタ十字を彷彿とさせる「コインエッジ」というベゼルと、各人の好みに応じて取り替えられるベルトの存在は外せません。そして、2100年になるまで調整不要のパーペチュアルカレンダーも、特徴の一。この正確なカレンダー機能は、時計内部の複雑な機構によって実現しています。このように内部が複雑に作られているにも関わらず、オーバーシーズは薄型の時計となっており、メーカーの技術力の高さが感じられます。

「オーバーシーズ」の人気のモデル

続いて、オーバーシーズの中から人気のモデルをご紹介します。

・オーバーシーズ 4500V/110A-B126

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出典:ヴァシュロンコンスタンタン公式サイト

オーバーシーズの中でも特に人気なのが、このシルバーのモデルです。こちらは最新である第三世代の製品で、旧世代よりも磨きのかかったデザインとなっています。

・オーバーシーズ 4500V/110A-B128

出典:ヴァシュロンコンスタンタン公式サイト

こちらは4500V/110A-B126と同様、最新世代の製品です。シルバーが特徴の4500V/110A-B126とは異なり、b青い文字盤による上品な仕上がりが魅力的です。

・オーバーシーズ クロノグラフ 49140/423A-8790

こちらは1999年に生まれたクロノグラフというモデルの一つです。レトロな味わい深さが感じられる第一世代の製品で、その人気は現在も衰えていません。

・オーバーシーズ クロノグラフ 49150/000R-9338

この製品は、まばゆい輝きが特徴的なゴールドのモデルです。正確にはピンクゴールドといい、その上品な輝きは、見る相手に良い印象を与えてくれます。

・オーバーシーズ デュアルタイム 47450/B01A-9226

オーバーシーズの中でも、こちらの製品は機能性に優れた時計となっています。コンプリケーションウォッチの一つで、昼夜表示などの多彩な機能が利用可能です。

オーバーシーズはシンプルなデザインなので、散歩するときや家族で出かける場合のような、カジュアルなシチュエーションでも問題なく身に付けられます。日常生活の中に自然と溶け込むのが、このシリーズの魅力です。改まった場面でなくとも、気軽に利用できます。

もちろん、オーバーシーズはビジネスシーンでも活躍します。スーツと組み合わせれば、その魅力がより引き立つでしょう。身に付けた時計が取引先の目に留まれば、一目置かれるに違いありません。

また、パーティーや冠婚葬祭のようなフォーマルな場でも、オーバーシーズはフィットします。お子様の入学式やに付けて行くのも良いでしょう。

そして、オーバーシーズはスポーツウォッチなので、スポーツの場に適しています。ランニングやサイクリングに行くことがあれば、是非オーバーシーズを付けて行きたいです。

まとめ

ヴァシュロン・コンスタンタンは歴史あるハイブランドとして、今までもそしてこれからも、大人のオトコ達の憧れであり続けることでしょう。その中でもオーバーシーズは1、2を争う人気モデル。近年のラグスポ人気、シーンを選ばずに身に付けられるルックス、技術に裏打ちされたスペックとどれをとっても間違いなし。ひとたび身に付ければ周囲から一目置かれ、“ワンランク上の男”を演出してくれます。

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