カジュアルエレガンスの頂点、パテックフィリップ「ノーチラス」の新作が高騰!人気の理由とは?

愛用時計

女性が憧れて止まない「大人のオトコ」に必要な要素はたくさんあります。性格、ルックス、財力、etc・・・

身も心も伴ってこその「大人のオトコ」ですが、身に着ける物へもこだわりたいのが本物のオトコです。

そんな男たちの間で古今東西不動の必須アイテムの一つが「腕時計」。一点豪華主義なんて言葉もありますが、シンプルな中にさりげなく良い時計をつけた男は「分かってるヤツ」と昔から一目置かれる存在です。そしてその中で不動の人気を誇るのが、世界三大時計ブランドに挙げられる「パテックフィリップ」。さらにそのパテックフィリップにおいて超がつくほどの注目を集めるコレクションがカジュアルエレガンスの頂点、「ノーチラス」。今回はノーチラスの新作について、人気の理由に迫ります。

パテックフィリップとは?

パテックフィリップは、スイスのジュネーブに本社を置く高級時計メーカーです。高級すぎて一般的にはあまり知られていないブランドかもしれませんが、富裕層や時計コレクターにはとっては定番中の定番ブランドとして有名です。ヨーロッパだけでなく世界中で高い人気を誇り、高級時計と言えばこのブランドを思い浮かべる人も多いはず。一切外注をせず、自社で一貫製造するマニュファクチュールとしても有名です。研究開発から部品の製造、そして組み立てまで全て行うのです。長きにわたって営業する中で培ってきた技術とノウハウは唯一無二であり、他社では決して真似できません。誰でも手が出せるわけではない、一流の人間のために作られたブランドです。

パテックフィリップの歴史

パテックフィリップには長い歴史があります。1839年にアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとフランソワ・チャペックによって、前身となるパテックチャペック社が設立されました。1844年のパリ産業博覧会でフランス人時計師のジャン・アドリアン・フィリップと出会い、その後会社の一員として迎え入れたのです。1851年、チャペックが退社したことで、パテックフィリップ社へ社名変更しました。同年、ロンドンの万国博覧会に世界初の鍵なし時計を出展。イギリスのヴィクトリア女王をはじめとする多くの著名人に賞賛され、一躍有名ブランドの仲間入りを果たしました。1868年にはハンガリーのコスコヴィッチ伯爵夫人のために、スイスで初の腕時計を製作。その後も経営体制を変えながら多くの腕時計を作り続け、現在では世界3大高級時計メーカーの一つとして地位を確立しています。

あの有名人も愛用!パテックフィリップの魅力

その歴史の長さから、様々な著名人が愛用してきました。昭和天皇やヴィクトリア女王などの国の象徴たる人物からハリウッドスター、アスリートまで実に幅広く愛されています。最近では人気YouTuber、ヒカキンさんが2019年に販売価格2,000万円の「グランドコンプリケーション パーペチュアルカレンダー クロノグラフ Ref.5270/1R-001」を衝動買い。同年、販売価格4,000万円の「ノーチラス パケットダイヤモンド Ref.5719/10G-001」も購入するなど、話題になったことをご記憶の方も多いかもしれません。パテックフィリップの魅力といえば、やはり第一にそのデザイン性。シンプルながらも“美しさ”があふれ出る佇まいはまさに芸術。また、品質面でも抜かりないことでも有名です。時計は一生物という考えのもと、永久修理が掲げられていて、その名の通り何十年も前の時計であっても修理が可能という。永続的な品質の保証を意味する「パテックフィリップシール」が全ての機械式製品に刻印されるあたりも、同社の品質への拘りが見て取れます。

パテックフィリップ「ノーチラス」とは?

ここからは代表作「ノーチラス」についてのご紹介。パテックフィリップといえば「ノーチラス」と答える人も多い大人気コレクションです。1976年に誕生したパテックフィリップ初のステンレススチール製スポーツコレクションで、丸みを帯びた8角形のベゼル、船の舷窓からインスピレーションを得たケース、水平エンボス文字盤によって、カジュアル・エレガンスが体現されています。その上品なデザインは、誕生から40年経った今でも色褪せることなく、その人気はいまなお上昇中。大変な名作なんです。

「ノーチラス」の歴史

1976年に誕生した「ノーチラス」は、「ゴールドのケースよりも高価なステンレス製のスポーツウォッチ」という革新的なコンセプトによって開発されました。手がけたのは天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタです。時計は小ぶりで薄いことが正義だとされていましたが、当時としては異例である42mm径のケースを採用。120メートルまで潜水できる驚異的なパフォーマンスも兼ね備えており、多くの人々を驚かせました。初代モデルの「Ref.3700/1A」を皮切りに様々なモデルが作られ、2006年には「Ref.5711」が登場。オリジナルの2ピース構造を改革し、ネジ込み式3ピース構造へ進化した同モデルは大きな話題を呼びました。その後も「クロノグラフ」や「永久カレンダー」などあらゆるバリエーションが開発され、現在では紳士にも婦人にも愛される定番モデルとなっています。

「ノーチラス」人気のモデル

そんな「ノーチラス」ですが、数種類のモデルが存在します。中でも最も人気があるのは「5711/1A-010」。インターネットで検索すればきっとこれが最初に出てきます。1976年から続く現行モデルで、シンプルな青文字盤が特徴的。ケース厚は8.3mmと超薄型で、新品でも中古品でも入手が非常に困難になっています。また、クロノグラフモデルである「5712/1A-001」も人気があります。日付やムーンフェイズなど、様々な高機能とデザイン性が特徴的な逸品。こちらも例外なく入所困難でなかなかお目にかかれません。

2021新作!全面にダイヤモンドをあしらったノーチラスハイジュエリー

出典:パテックフィリップ公式サイト

パテックフィリップは、2021年に新作「ノーチラスハイジュエリー 7118/1450R-001」を発売しました。貴重な伝統を踏襲し、ケース、ベゼル、ブレスレットにダイヤモンドをスノー・セッティングした新しいローズゴールドモデル。ゴージャスという形容詞がこれほど似合うものもそうそうないでしょう。これまでの婦人用コレクションと同様に、文字盤には浮き彫りされた波形のパターンに沿ってダイヤモンドがセッティングされいます。旧モデルとはケースのサイズが異なり、少し大きくなりました。

人気高騰のパテックフィリップ「ノーチラス」最新作!

出典:パテックフィリップ公式サイト

2021年4月には更なる新作も発表されています。一つ目は「Ref.5711/1A」です。新しいオリーブグリーン・ソレイユの文字盤を備え、従来の「ノーチラス」の特徴的なデザインを継承。艶消しのサテン仕上げと、艷やかなポリッシュ仕上げを組み合わせた繊細な外装が印象的なモデルです。二つ目は「 Ref.5711/1300A」です。ベゼルには、合計32個のバゲットカット・ダイヤモンドをセッティング。輝かしい宝石が、オリーブグリーン文字盤を美しく際立たせています。ダイヤモンドは八角形のベゼルに合わせ、単純な長方形ではなく、わずかに台形にカットしています。三つ目は「Ref.5990/1」です。第二タイムゾーン表示付きのこちらのクロノグラフモデルは、日常生活だけなく、旅行やビジネスでも役立つ優れものです。簡単に計時を再開できるフライバック・クロノグラフ機能、デュアル・タイムゾーン表示を持つトラベルタイム機能、指針式の現地日付表示という3つの機能を有しています。

「パテックフィリップ「ノーチラス」人気の理由

「ノーチラス」が人気である理由の一つは、汎用性の高さにあります。薄型のスポーツタイプで、高級感がありつつ派手すぎない。ビジネスでもプライベートでも使いこなせるオールマイティさが、多くの人々の心を掴んでいます。また、ステータス性も人気の理由の一つです。「ノーチラス」の時計を身につけている。それだけで、一流の人間であることを周囲にアピールできるのです。

腕時計投資でも注目されるパテックフィリップ「ノーチラス」

「ノーチラス」は投資目的でも人気があります。2000年代に90万円で購入したものが1,000万円で売れるなど、資産価値は抜群。新型コロナウイルスの影響で一時的に価格が下落したものの、その後は急高騰。中には多くの利益を上げた人もいるそう。値下がりのタイミングで中古品を買い、値上がりしたら売る。FXなどよりも簡単であり、初心者でも始めやすい投資として注目を集めています。

「ノーチラス」新作がモナコオークションで落札価格5400万円

モナコオークションで出品された「Ref.5711/1A-014」。その落札価格はなんと5,400万円。これは定価の13倍以上であり、多くの時計愛好家や投資家を驚かせました。恐るべきノーチラスの資産価値です。

まとめ

パテックフィリップの「ノーチラス」は、伝統、デザイン、技術、品質、資産価値とあらゆる点で注目を集めるスーパー腕時計ということはお分かりいただけたでしょうか。究極と呼ぶに相応しいこの時計の更なる魅力はまた別の機会にたっぷりとお届けしたいと思います。入手困難で買いたくても買えないという状態はまだ続きそうですが、運命の出会いがあった際はぜひともご検討を。きっとあなた自身をより一層高めてくれるはずです。

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