「腕時計がすべてを物語ってくれる」大人の腕時計とはそういうものではないでしょうか。高級腕時計をしているだけで話さなくとも身につけている人のバッグボーンや環境を想起させます。また、高級腕時計は自信を与え、身につける人のステータス性を守ってくれる、そんな存在です。決して安いとは言えないものだからこそ、末永くライフスタイルを共にしてくれるとびきりの一生モノを選びたいもの。
今回は、世界の新作腕時計を一堂に集結させた「第24回三越ワールドウォッチフェア」のイベントの様子をレポートしていきます。
三越ワールドウォッチフェアとは?
三越ワールドウォッチフェアとは、日本を代表する百貨店である「三越デパート」で行われる世界の名だたるブランドの新作ウォッチが一堂に会するイベントです。開催は年に一度のみ。新作コレクションから限定品、ブランドの名品など数々の時計がショーケースに並びます。
三越ワールドウォッチフェアの歴史
時計愛好家のみならずたくさんの人に時計の素晴らしさを広めるために、1998年に日本で初となる「三越ワールドウォッチフェア」を開催しました。名ブランドから新作ウォッチや名品などが一気に集結させたイベントは国内最大級規模で、毎年開催されています。毎年テーマがあり、腕時計と人を結ぶような素敵なワードが発表されるのも楽しみのひとつです。
第24回三越ワールドウォッチフェアの概要
日程:2021年8月18日(水)〜2021年8月31日(月)
※イベントによって期間が異なる
場所:日本橋三越本店
本館6階 ウォッチギャラリー
本館7階 催物会場
本館1階 ステージ 中央ホール
ワールドウォッチフェアのメイン会場は6階となり、1階と7階は特別展やポップアップを展開しています。
今回のテーマは「時めき/restart」。このテーマの背景には、「現在世界中ではあらゆる困難を乗り越えて、新たに動き出すrestartを迎えた時です。停滞していた日々に「時めき」が私たちの心を動かし、再スタートする力を与えてくれる」という意味が込められています。さらに、「新しい発見や挑戦が新しい時計との出会いによって、新しい自分に出会うきっかけをくれます。心を時めかせて、restartしよう!」という思いも込められたワールドウォッチフェアなのです。
第24回三越ワールドウォッチフェアの見どころ
今回の三越ワールドウォッチフェアの見どころは4つ。
- 高級時計を象徴する「トゥールビヨン」のコレクション
- セイコーの140周年を記念した特別展
- ショパールのポップアップ
- 「時計を楽しむ暮らし」をテーマにインテリアを絡めた展示
世界を代表する腕時計の名門ブランドの高級腕時計が、それぞれに趣向を凝らしながら豊富に揃います。また、見せ方も工夫されていて、メイン会場の6階のみならず1階や7階も心躍る腕時計やビジュアルで、最後まで飽きることなく三越ワールドウォッチフェアを楽しむことができました。では、それぞれの見どころをご紹介していきます。
トゥールビヨンモデルコーナー
トゥールビヨンとは、最高級の機械式時計に見られる複雑機構のことです。文字盤がくり抜かれた内部の部品がゆっくりと回転している様子が文字盤からダイレクトに伝わる構造。まさにセレブリティさ満載で、高級時計を象徴するモデルといわれています。
トゥールビヨンの歴史は古く、1801年に時計業界で知る人ぞ知る時計師のアブラアン・ルイ・ブレゲにより発明されたものです。当時は懐中時計が主流で、持ち歩きの際には懐中時計が「縦姿勢」になっていました。縦姿勢になることで重力による狂いが生じ、調整するために発明されたといわれています。その歴史から220年が経ち、三越ワールドウォッチフェアでは記念してクローズアップされていました。ブレゲやブランパン、モリッツ・グロスマンなどのトゥールビヨンが搭載された数々のモデルが登場しています。トゥールビヨン好きにはたまらないコレクションになったことでしょう。
セイコー140周年記念展示
そして、今回の三越ワールドウォッチフェアで見逃せなかったひとつが「セイコー140周年記念展示」です。こちらの期間は、8月18日(水)〜8月24日(火)。
1881年に創業したセイコーは、これまで「常に時代の一歩先を行く」時計ブランドとして革新し続けてきました。140周年を記念して特別に大きな時計のオーナメントや、スポーツ競技の際に用いるタイムを表示する計時ボードなども展示され、腕時計だけではない展示物にも興味津々です。その他にも、ファミリーで楽しめる体験型サービスも用意されており、セイコーの「これまでの感謝の気持ち」が伝わる展示イベントでした。
ショパールのHAPPYポップアップ
ショパールでは、「HAPPY POP UP」と称した「ハッピーダイヤモンドキャンペーン」の世界観を存分に引き出したポップアップイベントを開催していました。文字盤でダイヤモンドが動く「ハッピーダイヤモンド」のカスタマイズが可能。「高級腕時計+ダイヤモンド」というラグジュアリーな腕時計を自分なりにアレンジできるなんて、幸せすぎる空間です。
「時計を楽しむ暮らし」展示コーナー
「時計を楽しむ暮らし」をテーマにした時計とインテリアを絡めた展示スペースです。期間は8月18日(水)〜8月30日(月)。昨年より「おうち時間」
を充実させるために、おうち空間を素敵に彩るインテリアが注目されています。今回三越ワールドウォッチフェアでは、普段見られないようなインポートクロックや近未来的なクロックなどが一堂に集結。有名な「ロルフベンツ」の家具や「グローブトロッター」のウォッチケース、高級家具の松創によるウォッチワインダーも展示され、角度を変えた時計とインテリアのコラボレーションが堪能できるイベントスペースです。
インテリアとして映えるクロックたちを見ているだけで、とてもワクワクした気持ちになりました。メイン会場の6階でさまざまな腕時計を見た後に訪れたせいか、さらに時計の奥深さを知ることができました。
<h3>ウブロの輝く歴代スペシャルウォッチ</h3>
特設ブティックを設けたウブロ。腕時計はもちろんですが、サッカーの王様といわれるペレ選手や元陸上競技選手のウサインボルトらの直筆サイン入りユニフォームを展示し、ウブロならではのスポーツ要素を感じられます。歴代のスペシャルウォッチや希少な新作、有名なアーティストとのコラボウォッチなどでウブロらしい高級感あふれる空間を表現していました。
まとめ
第24回三越ワールドウォッチフェアで感じたことは、今の時代に合わせたコレクションが多かったことです。社会情勢はありつつも、実は高級志向なお買い物が増えているといわれている現在。おうち時間が定着してきている中でも、高級時計を持つことによるステータスや喜びを持っていたいと思います。
身につけているだけで気分を高揚させてくれる高級腕時計は、時を刻むだけでなくこれからの人生を刻んでいくものになってくれるでしょう。
ハイブランドを愛するビジネスパーソン向けWEBメディア『PREMIER VALUEマガジン』編集部員が、高級時計・ブランドバッグに関する最新ニュースをいち早くキャッチし、日本人の生活様式やトレンドに合わせた切り口で紹介中。 また、圧倒的な業界最低水準の手数料率で利用できる高級時計・ブランドバッグに特化した個人間取引サービス『PREMIER VALUE』のダウンロードはこちらから。ロレックス、パテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、エルメス、シャネルなど高級ブランド多数出品中。
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